この香水入門コースでは、オードトワレを作っていただきます。1926年に創立されたフラゴナールは今年で記念すべき100周年を迎えます。毎年その年の花を使いますが、今年は特別にグラースで栽培される花を使った花束の香りになります。
それがこのオードトワレl’ Air de Grasseです。グラース出身の調香師Karine Dubreuilが調香しました。
グラースを象徴する花をご存じですか?有名なのは5月のバラ、ジャスミンなどです。これらの花はグラースの町の香り、すなわちこのl’Air de Grasseの香りです。
まず、香水とは何か?
それは様々なエッセンスを混ぜた3つの香りのグループで構成されています。グループのことをノートと呼び、その3つのノートはそれぞれ、トップノート、ミドルノート、ベースノートと呼ばれ、香りのピラミッドを形成します。
ピラミッドの頂点のトップノートには、主に揮発性の高い軽くてフレッシュな香りの分子が含まれます。それが徐々に香水の中心テーマであるミドルノートの香りへ移り、最後のベースノートに含まれる分子は香りを固定させ、より強く持続性のある香りへと変わっていきます。
まず、l’ Air de Grasseの香りのピラミッドを構成する3つのノートの香りをかいでみましょう。タッチまたはムイエットと呼ばれる細長い紙を使います。
最初にNo.1 note de têteと書いてある瓶を開けて、紙を瓶の中に直接入れて浸します。アルコールを蒸発させるために少し振ってから、匂いを嗅いでください。
どんな香りがしますか?入ってるエッセンスは何でしょうか?
No.1 トップノート:レモン(イタリア)、マンダリン(イタリア)、カシスの蕾、フリージア=キラキラした太陽のイメージ
2番目の瓶、ミドルノートを同様に嗅いでみましょう。
No.2ミドルノート:グラースの薔薇(5月の薔薇)、ジャスミン、牡丹、すずらん
アップル、ピーチ=フローラル、フルーティな香り
最後のベースノートです。
No.3ベースノート:パチョリ(インドネシア)、あやめ(菖蒲)、ムスク=エレガントでパウダりーな(ベビーパウダーのような)香り
この3つの香りがついた紙を一緒に合わせると、当社のグラースの花束の香りになります。
では今から、3つのノートを使って皆さんが作りたい香りをイメージして、皆さん各自のオリジナル香水12ml作りを楽しんでください。
皆さんそれぞれ、唯一無二のオリジナル香水です。フラゴナール香水博物館での調香体験の良い思い出となれば幸いです。

